日常のメンテナンスはギターに愛着がわきます。
エレキギターの日常メンテナンス用品は扱いやすいものを選びましょう。
ギターに愛着がわいて日頃の練習にも力が入りますし、楽器も長持ちするので、メンテナンスは大切です。
そこでおススメをいくつか紹介してみます。
クリーニングクロスは何枚か必要です
まずはこれがないとはじまりません。
エレキギターの汚れや艶出しに使用するクリーニングクロスは4枚用意しておきましょう。
・ポリッシュ(クリーニング液)塗布用
・ポリッシュ乾拭き(仕上げ)用
・フィンガーボード(指板)掃除用
・金属パーツ乾拭き用
普段から乾拭きだけでも小まめに行っていると長期間輝きを維持できます。
また錆の発生を防ぐことができます。
弾いた後は全体をサッと乾拭きする習慣を身につけておきましょう。
ギターポリッシュは塗装に合わせて
ギターの塗装にあったポリッシュを用意しましょう。
KEN SMITH PRO FORMULA POLISH 楽器用ポリッシュは、ポリウレタン、サテンフィニッシュに使用できますし、ラッカー仕上げのギターにも使用できるので、ヴィンテージギターやアコースティックギターにも、もちろんベースにも使用できます。
研磨剤が含まれていないので安心して使用できます。
しかし、この製品はしっかり乾拭きしないと拭きムラが起こりやすく見た目にもよくありません。
少量を伸ばして拭いて、乾拭き用クロスでしっかりふき取るのがコツとなります。
私はこの商品を長い間愛用していますが、輝きが長持ちする感じがします。
ラッカー塗装ギターではないなら、ARIA SB-8 楽器用ポリッシュが安価でお勧めです。
このポリッシュは泡スプレー式です。
KEN SMITH PRO FORMULA POLISHと同様に少量を伸ばして使用しましょう。
どのポリッシュも少量を薄く伸ばして拭き上げるのがメンテナンスのコツとなります。
数社からセット商品も販売されています。
指板にはクリーニングオイルです
指からの汗やアブラ、汚れのお掃除も。
ギターを弾くとネックが汚れてきます。
弦も1ヵ月くらいで交換の時期がくると思います。
その際にはフィンガーボードといわれる指板のクリーニングも一緒に行いましょう。
ネック裏はボディと同じポリッシュでお掃除出来ますが、エボニー指板、ローズウッド指板ではオイルを塗布して掃除します。
汚れを落とすならFreedom Custom Guitar SP-P-11 Lemon Oilがお勧めです。
指板用オイルはオレンジオイルとレモンオイルがあります。
明確には決まっていませんが、フィンガーボードの乾燥防止にはオレンジオイル、汚れにはレモンオイルが良いとされています。
しかし、汚れ落としでレモンオイルを使用した後に、乾燥防止としてオレンジオイルを塗布する必要はありません。
オイルもポリッシュと同じで、少量を薄く伸ばして拭き取ります。
多くつける習慣は、後にフレットが浮いてくるというトラブルを招きますので、ごく少量で使用しましょう。
塗装されたメイプル指板では、ボディに使用するポリッシュで拭いて問題はありません。
無塗装メイプル指板ではオイルを使用しても構いませんが、指板オイルをエボニー指板やローズウッド指板よりも少量で拭き取ります。
金属パーツは小まめに乾拭きを
くすんできたら乾拭きのサインです。
チューニングの際にはペグを触ります。
ブリッジには手とうが当たります。
トレモロアームも触ります。
シールド(ケーブル)の抜き差しでジャックに手が当たります。
どれも皮脂や手汗が付き、錆の原因となりますので、演奏後はクロスで乾拭きしましょう。
また、湿度で触っていない場所もくすんできます。
これも早い段階ならクロスで磨けば綺麗になります。
もし、汚れが取れない場合は楽器用金属パーツ用磨き剤やメッキ磨き剤が市販されていますので、これを使用しましょう。
金メッキには原則として通常の楽器用金属パーツ用磨き剤やメッキ磨き剤は使用できません。
金メッキ用がありますので金メッキ用クリーナーを使用するようにしましょう。
シャイニーマン 金属メッキ専用クリーナーはギターショップでよく見かける商品です。
しかし、早期の段階に効果はありますが、くすみが進んでしまっていたり、錆が発生しているものには、期待する効果は得られません。
金メッキパーツは小まめ早めの手入れがいちばんです。
弦の錆からは逃げられませんが発生を遅らせることはできます
演奏後の手入れが効果的です。
TONE FINGER EASEは定番中の定番、王道中の王道の潤滑剤です。
商品説明に「ギター弦クリーナー」とありますが、そのとおりです。
しかし、「指板潤滑剤」と記載されている場合がありますが、正しくは弦と指の潤滑です。
指板にスプレーしないでください。
指板をクリーニングする際に指板オイルをはじいてしなう場合があります。
また、多量に、毎回、頻回に指板にスプレーし続けると、フレットが浮いてくる場合があります。
正しくは、演奏前に潤滑材としてクロス、布、ティッシュにフィンガーイースを吹き付け、弦を拭きます。
そして、演奏後に同じように手垢や手汗、皮脂による弦の劣化を防ぐために弦を拭きます。
これもごく少量を布などにスプレーして弦をなぞるだけで効果があります。
日頃のお手入れは小まめに、そして少量で
弾き終わったら簡単に手入れしましょう。
大きなメンテナンスや掃除は大変です。
知識も技術も用品も、もっと必要になります。
お金と時間を掛けない秘訣は「弾き終わったら簡単に手入れする」です。
いつもは乾拭きだけ。
ひと月に一度、メンテナンス用品で少しだけ時間を掛けて手入れする。
それだけで綺麗な状態を長くキープできます。
ギターを始めたら、まずはこのあたりからはじめてみましょう。
ネック反りの調整、オクターブチューニング、弦高調整などは最初はショップでお願いしていろいろと教えてもらいながらで十分だと思います。
有料となりますが、正しい知識が身に付きます。
大切な楽器です。
自分で行うのは正しい知識が身についてからでも遅くはありません。
それでは楽しいギターライフを。
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